プージョランの田舎パン。パンとワインはフランス人の日々の生活に欠かせない糧。引っ越したら、まずは初めにパン屋を探すほどである。さり気ないたたずまいのプージョランは最高、最良のパンを変わりなく毎日提供する。材料はすべてナチュラルなものを厳選。無農薬の小麦粉は石臼で穏やかに挽いたもの。塩はブルターニュのゲラン産の天然の海の塩。むろんイースト菌は使わずルヴァンといわれる小麦粉と水を練って発酵させたパン種を元に作られる。発酵を助ける糖分には蜂蜜やリンゴジュースを・・・生地をねかせるときに敷くキャンパスには10年来の貴重なカビが生えている。これらの素材や環境の違いで田舎パンといっても店によってさまざまな仕上がりにはなりますが伝統にとらわれすぎない、現代人の食生活にあったものである・・・
月別アーカイブ: 7月 2013
美味しい物の宝庫1
パリ ジャン ポール・エヴァンのいちぢくと木の実のマンディアン・・・ギリシャの干しいちぢく、シチリア島のピスタチオ。スペインのアーモンド、中国のショーガの砂糖煮そしてコロンビアのチョコレート・・その小さな円形のショコラの上には世界あちこちの素材から選びぬかれたものが、まるでジュエリーのようにちりばめられている。帽子のピンにしたり、襟元に止めたくなるようなかわいらしさだ・・・フランス語で{マデンィアン}とは乾燥フルーツや木の実を何種類かとり合わせたもののこと。クリスマスにこれをプレゼントする習慣とする地方もある。その昔は食料がすくなくなる冬の前に準備した栄養価に富んだ常備品だったのでしょう。ビターより少し甘め・・高級ショコラは大人独占のお菓子です。